浦屋敷の皆様へ
2011年12月18日
12月に入り一段と寒さが厳しさを増してきましたが、皆様、忙しい日々をお過ごしの事と思います。
私たち、「いしのまき環境ネットつながる炊き出し隊」が初めてお惣菜弁当を持ってこちらに伺ったのは、7月初めの暑い日でした。5月から石巻での炊き出しを始め、2ヶ月目に入ろうとした時、避難所で炊き出しを続けていた私たちに「在宅の方々には支援が回ってない。特に野菜が不足している。」という声が聞こえてきました。
その時、私たちには、山形・三重・岐阜・静岡など、「つながる野菜プロジェクト」のメンバーから多く野菜が届けられていました。「そうだ!野菜の惣菜弁当と野菜たっぷりのスープを届けよう!」と思い立ち、お届けしたのが始まりでした。
その後炊き出し等のお付き合いで、皆様のパワーと団結力と明るさに圧倒されていた時「変な話だけど、津波が来てからこんなに親しくなったのよ!」という話を伺いました。
私たちは、誰もが想像できなかった大震災の後に、こんな新しい関係が生まれていたことに驚き、励まされました。
また、この大きな震災を前に、復興という言葉がとても遠いもののように感じていた時だったため、地域を元気にしていくのは、やっぱり人の力なのだと教えて頂いたようなきがしました。
そして、この「人と人とが繋がる力」を大切にして頂きたいという想いから「ハピネスサロン浦屋敷」は出来ました。
大家さんである尾形隆志さんのご厚意と浦屋敷の皆さんの協力、そして多くのボランティアの参加で10月から3か月サロンを運営することができました。
この3か月、少しづつサロンに訪れる方の幅も広がり、また新しい出逢いが生まれたことは、とてもうれしく楽しいものでした。これから皆さんが浦屋敷の将来を考える時、知っている人が一人でも多くいることは大きな力になるのではないでしょうか。
「ハピネスサロン浦屋敷」の活動は12月で一旦終了いたしますが、何かお手伝いが必要な際にはどうか気軽にご連絡ください。すぐに駆けつけます。
いしのまき環境ネット
つながる炊き出し隊 徳永美嘉